機内持ち込みできる手荷物について
手荷物が機内持ち込み可能なカバンだけなら、搭乗前に手荷物をチェックインカウンターで預けて、目的地に到着したらバゲッジクレームで荷物を待って、受け取る手間もなく、とてもスムーズでストレスフリーです。
国内線と国際線で機内持ち込み可能なサイズが違っていたり、乗り継ぎ便ではどうなる??
機内持ち込みできる荷物について解説します。
ストレスフリーな出張で威力を発揮する「機内持ち込み可能なサイズのキャリーバッグ」車輪で転がして持ち運べるのでとても移動が楽なうえに、収納力抜群なので1週間程度の宿泊出張なら対応可能です。ビジネス出張なら、収納能力と機動性抜群の機内持ち込み可能なキャリーバッグとセットアップ可能なブリーフケースが最強の組み合せです。
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何個のかばんを機内に持ち込むことができる?
「身の回りの品」と「規定寸法の手荷物を1個」
機内持ち込みできる手荷物は、ほぼすべての航空会社において、
「身の回りの品」と「規定された寸法以内の手荷物が1個」
と規定されています。
身の回りの品とは何?
身の回り品の定義は航空会社によって異なり、あいまいですが、前の座席下に収まるサイズが目安
規定された寸法の手荷物は分かりやすいですが、もう一方の「身の回り品ってどんなもの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
各航空会社で身の回り品について、いろいろな例や寸法などが示されていますが、身の回り品のサイズを規定している航空会社と規定していない航空会社があります。
航空会社 | 身の回り品例 | 身の回り品の寸法 |
---|---|---|
ANA(全日空) | ハンドバッグ、カメラ、傘など | - |
JAL(日本航空) | ショッピングバッグ、ハンドバッグなど | - |
デルタ航空 | ハンドバッグ、ブリーフケース、カメラバッグなど | - |
ユナイテッド航空 | ショルダーバック、ハンドバッグ、ノートパソコン用バック、その他の小さい品物など | 3辺が43cm×25cm×22cm以内 前の座席下に収まるサイズ |
アメリカン航空 | ポーチやハンドバッグなど | 3辺が45cm×35cm×20cm以内 前の座席下に収まるサイズ |
シンガポール航空 | ハンドバッグ、カメラ用バッグ、書類カバン | 3辺が40cm×30cm×10cm以内 |
大韓航空 | ノートパソコン、ブリーフケース、ハンドバッグなど | - |
ブリティッシュ・エアウェイズ | ハンドバッグ、ラップトップバッグ | 3辺が40cm×30cm×15cm以内 最大23kg |
フィンエアー(フィンランド航空) | 小さなハンドバッグ、ラップトップバック、小型のバックパックなど | 3辺が40cm×30cm×15cm以内 前の座席下に収まるサイズ |
身の回りの品は前の座席下に収納できるバッグがおすすめ
身の回りの品とはブリーフケースでもショルダーバッグでもハンドバッグ、紙袋、何でもOKで、かばんの種類は特に定められていません。
かばんの大きさは座席の上の収納棚に入るサイズであればよいという航空会社もありますが、前の座席の下に収納できるサイズがおすすめです。
当サイト管理人は、機内に持ち込む荷物を機内で使うものと使わないものを分けて、使うものはブリーフケースに、使わないものはキャリーケースに収納して、ブリーフケースはすぐに取り出せるように前の座席下にしまい、キャリーケースは座席上の収納棚に入れるようにしています。
ちなみにブリーフケース「トゥミのALPHA 26141DH」とキャリーケース「プロテカのMAXPASSⅡ12354」の組み合わせです。
ANA、 JAL、デルタ航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、フィンエアー、マレーシア航空、エアチャイナ、東方航空などで実績があります。
航空会社 | 国内線/国際線 | 座席数 | サイズ寸法・重量(※2) | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
幅 | 高さ | 奥行 | 3辺の合計 | 重量 | |||
ANA(全日空) | 国内線 | 100席以上 | 55cm | 40cm | 25cm | 115cm | 10kg |
100席未満 | 45cm | 35cm | 20cm | 100cm | 10kg | ||
国際線 | - | 55cm | 40cm | 25cm | 115cm | 10kg | |
JAL(日本航空) | 国内線 | 100席以上 | 55cm | 40cm | 25cm | 115cm | 10kg |
100席未満 | 45cm | 35cm | 20cm | 100cm | 10kg | ||
国際線 | - | 55cm | 40cm | 25cm | 115cm | 10kg | |
デルタ航空 | 国際線/国内線(※3) | - | 55cm | 35cm | 23cm | 114cm | (※4) |
ユナイテッド航空 | 国際線/国内線(※5) | - | 56cm | 35cm | 22cm | - | - |
アメリカン航空 | 国際線/国内線 | - | 56cm | 36cm | 23cm | - | - |
シンガポール航空 | 国際線/国内線 | - | - | - | - | 115cm | 7kg(※6) |
大韓航空 | 国際線/国内線 | - | 55cm | 40cm | 20cm | 115cm | 10kg |
ブリティッシュ・エアウェイズ | 国際線/国内線 | - | 56cm | 45cm | 25cm | - | 23kg(※6) |
フィンエアー(フィンランド航空) | 国際線/国内線 | - | 55cm | 40cm | 23cm | - | 8kg |
(※1)サイズ寸法にはハンドル、ポケット、キャスターなどを含みます。またエコノミークラスをご利用される場合について記載しています。ファーストクラス、ビジネスクラスや価格優先の航空券(ベーシックエコノミーなど)をご利用される場合は記載内容と異なることがありますのでご注意ください。
(※2)サイズ寸法は、いずれの寸法も表記の寸法以下であること。重量は身の回り品を含めた総重量を示します。
(※3)デルタ・コネクション航空および座席数が 50 席以下の機体を利用の場合は手荷物の制限が異なります。
(※4)シンガポール、中国を除いて重量制限はありません。詳しくはデルタ航空ウェブサイトをご覧ください。
(※5)ユナイテッドエクスプレスのフライトでは、ユナイテッド主要路線の運行機より小型の機材が使用されているため手荷物の規定が異なります。詳しくはユナイテッド航空ウェブサイトをご覧ください。
(※6)身の回り品とは別に1個あたりの重量。
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機内持ち込み手荷物の注意点や疑問点
乗り継ぎ便で機内持ち込みできない!?
海外出張などでトランジットするとき、特に国際線から国内線に乗り継ぐ場合は、乗り継ぎ便の飛行機が小さくて、国際線では機内持ち込みできたバッグが、乗り継ぎ便の飛行機の座席上の収納棚が小さくて、機内持ち込みできない場合があるので注意しましょう。
たとえばアメリカ国内やEU国内を移動する乗り継ぎ便(国内線)はかなり小さい飛行機の場合があるので、国際線の機内持ち込み可能なサイズぎりぎりの大きさのキャリーケースだと収納棚に入らないことがよくあります。
当サイト管理人もデルタ航空のアメリカ国内乗り継ぎ便を利用するときに搭乗口で、通称「ピンクタグ」を付けられてキャリーケースを持ち込むことが出来ませんでした。。事前に機材をチェックしておきましょう。またピンクタグを付けられて機内に持ち込めなかったバッグなどは飛行機を降りるときに受け取らないといけないので注意しましょう。
ボーイング777やエアバスA380に乗った後に、座席数50から100ぐらいのリージョナルジェットに乗るとびっくりするぐらい小さく感じます。リージョナルジェットのベストセラー「ボンバルディアCRJ」の客室幅は観光バスの幅ぐらい(2.5m~2.6m)しかないので、本当に心細いぐらい小さいです。
機内持ち込み手荷物ってチェックされる?特に重量は?
米系航空会社3社を除いて、世界中の多くの航空会社で機内持ち込み手荷物の重量制限があります。
機内持ち込み手荷物の重量チェックってされるの?というのは機内持ち込みをする上で気になるポイントです。
規定上は、サイズや重量をオーバーした手荷物は搭乗ゲートや機内で預け手荷物として貨物室に預かったり、追加料金を頂くことがありますとなっています。
しかし年間十数回の国際線の搭乗経験(LCCを除く)のある当サイト管理人ですが、いまだに機内持ち込み手荷物の重量をチェックされたことがありません。
チェック有り無しに関わらず、頭上の収納棚に入らなければNG
かばんのサイズについても規定寸法を守っているかどうかというより、収納棚に入るかどうかというのが実質的な判定基準になっているように思います。そういう意味では、ハードラゲージよりもソフトラゲージのほうが有利です。かばんのサイズについてはチェックが無かったとしても収納棚に入らないとどうしようもありません。
とはいえ搭乗前に手荷物でトラブるのも気持ちの良いものではないので、気持ちよいフライトのためにもルールを守ってスムーズな搭乗を心掛けましょう。
機内持ち込み手荷物のルールやチェックが厳しいLCCは搭乗前にチェックを!
低価格な航空券を提供しているLCC(Low-Cost Carrier)は大手航空会社に比べて、機内持ち込み手荷物についてのルールが細かく、手荷物の寸法や重量のチェックも厳しい傾向にあります。
また低コストな航空券の提供に向けた効率化を図るためにルールの改定も頻繁に行なわれるため、搭乗する航空会社のウェブサイトを直前にチェックすることをおすすめします。
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